田植え関連の作業が落ち着いてきたので、畦畔管理に取り掛かっています。
畦畔雑草については、昨年除草剤中心の管理から草刈りを主体とした体系に変更しました。
理由は以下の4点です。
1. 抵抗性雑草の増加(特にイタリアンライグラス・オヒシバ・アレチノギク)
2. 除草剤価格の高騰
3. 特別栽培米の優先排除農薬・問題農薬の指定(パラコート・グリホサート・2,4-D)
4. 背負動噴の使用による身体的負担
除草剤も使用しますが、うまく併用して人や環境に無理のない管理を目指しています。

機種はニプロのTDX1600です。1400と迷いましたが1600にして正解でした。
エアコンの効いたキャビン内で作業できるので夏場の負担が軽減されました。

ウイングモアは畔が軟弱な場合が多いのでクローラ仕様です。刈幅は710で広いですが、やや取り回しに体力が必要です。
スパイダーモアは刈幅は500ですが、4輪仕様なので操作が楽です。
刈払機は怪我やトラブルのリスクが高いのでなるべく使用しないようにしています。

夏場の除草は日中は避け、早朝の涼しい2時間程度で行っています。
除草剤のみの時よりも天候や風に左右されにくくなり、ドリフトによる薬害のリスクも減りました。
除草のタイミングや方法、ローテーションが適切だったかどうか、シーズン終了後に検証を行って作業の最適化をはかっています。
畦畔の雑草管理は労力・安全・コスト・環境負荷と多面的で本当に難しい問題だと感じます。