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水稲育苗 発芽・苗立不良と対策①

今年心配しているのが昨年の高温により種籾の休眠が深く、発芽・苗立不良等育苗障害の可能性がある事です。休眠が深い原因としてアブシシン酸含量が多いとみて注意しながら育苗をしています。

種籾の消毒は温湯消毒、浸種はアクアシャワーで行います。
以前は低温での長期浸種でしたが、温湯消毒との相性が悪いのでアクアシャワーを導入しました。
酸素の供給と温度の管理が安定したことで発芽ムラが低減されました。
特に今年の様な種籾に不安がある場合は有効だと感じています。
割と安定して鳩胸状態になっているので、芽出し処理せずに洗濯機で脱水・天日干しをします。
アブシシン酸は紫外線でも分解されるので天日干しは多少休眠打破にも影響しているかもしれません。
全体の計画としてはこしひかり5000枚(4回)、にじのきらめきが1200枚(1回)になります。
育苗ハウス1棟に対して1回の播種で1200~1300枚。×5回の育苗作業となります。
田植は少し疎植の45株植えで14枚/反ですが、歩留まりが90%程度として16枚/反×面積で算出します。

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