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水稲 高温・乾燥対策②

高温・乾燥対策①の続きです。

育苗時にエヌキャッチを施用しています。コストはそこそこかかりますが、稲の生長に伴って窒素固定細菌が増えるので試しています。
出穂までの様子を観察していると圃場内の地力ムラが緩和されて穂ぞろいが良い印象があります。登熟期に窒素不足を補ってくれるといいのですが。
中干終了後SPAD値がやや低い圃場には、海豊ソリューブル・光合成細菌・えひめaiを流し込みで施用し葉色の早期回復を目指します。光合成細菌由来のLPSは免疫を活性化させるので、根の伸長を促してくれるのではと思っています。
他にもALAの代謝作用で光合成活性が向上してくれるのではと期待していますが、実感するにはまだまだ時間がかかりそうです。
幼穂形成期に高濃度ケイ酸のマグマSIとマリンインパクトをドローンで散布します。
アスコフィラムノドサムから抽出されるフコイダン・ベタイン・マンニトールが乾燥ストレスに効果があるそうなので期待しています。
また、菌根菌の発芽に不可欠なストリゴラクトンとの相性がとてもいいのでマイコスの働きが促進されるのではと思っています。
飽水管理の為に試験的にファーモの水位センサーと吸水バルブを1台導入しました。
スマホで止水・吸水、設定しておけば自動でもできるので便利です。圃場の水廻りはこまめに行いますが、それでも楽になりました。
機械まかせにできるところはなるべく助けてもらいます。
中干前から試験区、慣行区と調査棒をたてて生育調査をしています。
減肥しているのでSPAD値が30を下回らないように気をつけています。

草丈・SPAD・グリーンシーカーでのNDVI・ザルビオのNDVIを記録して管理期間中の稲の生育の把握と対策、また、収穫後の収量・整流歩合の結果の考察の材料にします。

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