2025.10.12水稲 収量結果まとめ#①

米の収量結果をまとめて、来年に向けて振り返りをしています。

今年は土づくりからいくつかのパターンを設定したので、各代表圃場で調査棒をたてて収量構成要素の調査をしました。
施肥設計は愛知県の施肥基準7.0㎏Nを基本としています。
大きくわけると、転作後と連作後にわかれ、さらに減化学肥料、無化学肥料、慣行の化学肥料100%と2系統×3パターンになります。
玄米は穀粒判別機で外観判定をし、整流歩合やその詳細、千粒重や粒長・粒幅・粒厚等測定していきます。カルトンに乗せて目視でも観察します。
測定結果からどのタイミングで生育障害がおきたのか想像することができます。
ここ2年減収が続いていましたが、今年は作況が良く全体の平均反収は8.14俵です。ただ、高温障害の影響で整流歩合が大幅に下がりくず率もあがりました。色々と対策はしていますが、こしひかりを栽培するのには厳しい状況を実感しています。

稲刈りの前半①~⑧は青未熟粒・基部未熟粒が多く、粒厚が2.1に満たない事から登熟後半で生育停滞もしくは登熟期間の不足が原因による減収があったと推測しています。
後半⑨~⑫は概ね刈取適期に作業でき、収量も良かったことから土づくりの効果もあらわれてきた手ごたえをつかんでいます。

高温・乾燥などの異常気象を踏まえて、従来の収量構成要素の軌道修正をしていかなければいけませんが、少し目標数値やそのための管理手法等みえてきた気がします。


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