2025.05.17水稲 ジャンボタニシ対策②

3.作付け前の緑肥栽培
ヘアリーベッチの根から分泌されるシアナミドによる殺虫効果を期待しています。
秋播きベッチでタニシの越冬を抑制できていると感じる圃場もあります。
 (詳細はperplexityのレポート参照。末尾に農研機構のリンクも貼ってあります。)

播種の時畦畔まで種が飛んでしまいました。種が軽いのでドローン播種では注意が必要です。

4.タンニン鉄の施用
水出し口周辺のタニシの活動抑制と稲自体の活力剤として流し込み施用しています。
ちょうど現代農業に記事が掲載されていたので試しています。

作り方は、10Lの水タンクに対し、1Lの熱湯に緑茶パック(3g~5g)5個+100均のスチールウールを5個+雨水9Lで翌々日には完成します。
少し紫がかった黒色が目安です。あまり化学反応が進むと色も茶色になってきます。
1回で計200Lつくって20L/10aで流し込み施用しています。
スクミンベイトと同様、ジャンボタニシは鉄分を吸収するとヒドロキシルラジカルを生成するそうですがどれくらい効果があるかは未知数です。 

個人的な感想ですが、タニシの食害にあう圃場は地力が著しく低下して砂地化する傾向があります。苗や草などを食べつくした後にも大量にいるところを見ると、残渣物や堆肥などの有機物も消化してしまうのではないかと感じます。
岐阜大学が公開している資料にもそのような記述がありました。

スクミノンや石灰窒素は殺害効果が高いですが、魚毒性があるので使用は控えています。
体系的な防除で少しずつ減らす事が目標ですが四苦八苦しています。




お問い合わせ

求人応募やサービスの
お問い合わせはこちらから ※営業電話はお断りしております。

090-2939-3386

お問い合わせ・エントリー

エントリーはこちら
090-2939-3386