2025.10.04水稲 土づくりと5か年計画

今年の稲刈り後、土壌診断以外にも地力窒素診断・SOFIX診断の依頼をしています。

SOFIX診断を4点サンプル提出していますが、1点だけ先に返ってきました。
長年慣行栽培で堆肥の投入はしてきていないので細菌数、炭素量共に低いだろうと思っていましたが、細菌数は適正範囲内でした。
微生物の多様性まではSOFIXではわかりませんが、総数は適正範囲内ということに驚きです。
全炭素は稲わらを全量還元しているにもかかわらず、全く不足しておりこちらも意外でした。

SOFIX診断を継続して堆肥・ぼかし肥料・菌資材・BS資材の施用による地力の改善値を観察していきます。

イノチオ様の地力窒素診断・あいち経済連様の土壌診断もサンプル提出していますので3つの診断結果を踏まえて土壌の状況を把握し、適切な土づくりをしていければと考えています。
SOFIX診断は費用がそれなりにかかるので社内で検討し1ha以上の圃場で6圃場選定しました。
飛島村ではブロックローテーションで転作になるエリアがあるので毎年4圃場がその対象となります。

SOFIX診断はじめ、昨年末に策定した5か年計画に基づき、土づくりをベースとして様々な取り組みをしています。
あくまで計画ですので毎年見直しが必要ですが当面の目標を具体化させることで日々の作業の方向性や意味が明確になりました。

環境への配慮・農作物の安定供給・生産性の向上・健全な経営と多面的な要素がある中で、有機農家・慣行農家というくくりではなく、有機・減化学肥料・減農薬・慣行を70haの管理面積においてどういった比率でデザインしていくのかが重要だと考えています。

持続可能な農業を目指して、どのような方法でどのように実践していくのが最適解か試行錯誤は続きます。



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