2025.09.30水稲 土づくり×緑肥播種

来年も米を作付けする圃場に緑肥の播種を行いました。
マメ科のヘアリーベッチとイネ科の小麦を混播することで、土壌微生物の多様化を狙います。

ベッチは3.5kg/反でドローンで播種します。
種子は高価ですが草丈が40cmですき込むと窒素分4㎏N/反の換算になります。
化学肥料が窒素1kgNで約@1,000-とすると、うまく栽培できれば減肥可能となりコスパの良い資材にできます。
水田後の為、品種は湿害に強い雪印種苗の寒太郎です。
冬場も根粒菌含め土壌微生物が働いてくれることによる育土効果を期待しています。
副次的な効果として、根から分泌されるシアナミドによる雑草種子の休眠打破やジャンボタニシの殺貝効果なども見込めます。
6圃場、4.65ha散布しました。DJIプラットフォーム上ではだいたい狙い通りの播種結果となりました。
混播する麦はエンバクが良いですが、昨年作付けした小麦(きぬあかり)の余り種で代用します。
種子にマイコスを粉衣してナビキャスタで6㎏/反散布します。
ベッチと混用散布した方が効率的ですが種の比重が大きく違う為、播種ムラが発生するので別々で播種します。
マイコスは作物のリン酸や水分の吸収を助けてくれること以外にも、菌糸の細胞壁に含まれるキチンが、麦踏の応答反応の様な作物の免疫反応を誘導してくれます。また、粘性多糖類を分泌して団粒構造を形成してくれたりと、様々な効果があるので播種のたびに施用しています。
施用量は粉衣の場合、種子1kg当たり50g~60gです。
小麦→ベッチと播種したらロータリーで浅耕覆土していきます。PTO2、車速LOW6、均平板のばねをきかせ、ゲージ輪は最下げの設定で作業しました。
雨前に作業を終えることができました。うまく発芽してくれると良いのですが。。。
来年は環境保全型農業直接支払い交付金の申請を計画しており、作業工程・工数・費用等の検証をしています。


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