2025.07.19水稲 カメムシ防除

稲の出穂に伴い、カメムシの防除を始めています。
最も警戒していたイネカメムシは昨年よりも少ない印象ですが、他の斑点米カメムシも見かけます。

自分が見つけた種類だけでも、イネカメムシ、アカスジカスミカメ、ホソハリカメムシ、シラホシカメムシと4種類いますので、おそらく他の斑点米カメムシもいるかと思います。
また、ミナミアオカメムシは大豆の青立ちを招くので要警戒しています。
内頴褐変病(写真左)もでていますが強風・大雨・高温でどうしても出るのでさほど問題視はしていません。
カメムシによる吸汁害の籾は爪でつぶしてもデンプンが出てこないので不稔籾になっています。
防除に関しては圃場毎にマッピングしてありますが、侵入位置、飛行ルート、安全距離を確認・微調整しながら作業していきます。
ドローンの操縦は社長の奥さんが一番上手です。特に離着陸がスピーディで感心します。
飛行時間は1.3時間、散布面積は6ha.
正味作業時間は充電・移動含めて7時から10時で、約3時間でした。
MG-1の時よりはるかに作業性があがりました。
殺虫剤は以前はキラップ(RACコード2B)でしたが、イネカメに対する感受性の低下により効果が落ちてしまっているので、スタークルを使います。RACコード4Aのネオニコチノイド系です。
減農薬対象区はネオニコ不使用なので、未防除で様子をみます。

出穂期の追肥として、コロン5倍希釈とマリンインパクトを混用散布します。
コロンは粘性が高く、以前使用していたMG-1だとノズル詰まりのトラブルがありましたが、T-25はアドマイザーになった為全くトラブルが起きなくなりました。
コロンがゆっくりと紫外線で分解されて、登熟期の稲の活力を維持し、白未熟粒の発生を抑制してくれることを期待しています。



お問い合わせ

求人応募やサービスの
お問い合わせはこちらから ※営業電話はお断りしております。

090-2939-3386

お問い合わせ・エントリー

エントリーはこちら
090-2939-3386