2025.12.29さんくすラボ 一年のふりかえりと農業の構造変化

今年一年を終えてミーティングでふりかえりをしました。

こちらは昨年末にたてた5か年計画です。実際この一年でどうだったのか、変更すべき点も含め検証します。
5か年計画では有機農業への取組と明記していましたが、環境負荷低減への取組に変更しています。
有機農業がゴールではなく、米の栽培面積40haの内、無化学肥料、減化学肥料、特別栽培米(慣行の半分以下/3.5㎏N)をどのような比率で栽培するかに視点を変更しています。

これは、土づくりの進捗・圃場の管理条件によって大きく生産性が左右されるからです。
農薬に関しては、慣行の5~7割減を達成しています。資料をまとめているので詳細は後日アップします。

高温障害による品質の低下が顕著なので、来年はドローンによるハイチッソの穂肥を予定しており有機栽培に挑戦できるかどうかはもう少し先送りになりそうです。

今は有機農業に取り組むよりも、環境負荷低減を進めながら品質と収量をしっかりと担保することが重要だととらえています。
土づくり、その他の取組については概ね順調に進んでいます。

取組をしていく中で、農業そのものの構造変化とさんくすふぁーむARAKAWAの現状について考える機会がありスライドにまとめました。
右側のチャートにもある様に、肉体労働・経験に依存していた要素が機械化・ICT化によって大きく変化してきました。
農業に限りませんが、こだわりの農業をすることと収益を上げることが必ずしもイコールではなくジレンマを生んでいます。
私達は特に米・小麦・大豆と差別化しにくいコモディティ作物を扱っていますので、栽培品目すべてに特別感をもたせることは困難です。
スマート農業は飛島村の様な恵まれた条件下では作業の標準化とデータの蓄積という2つの良い事をもたらします。
経験が必要なくなるということでなく、作業者の身体的・精神的負担を軽減する事で作物の生育状況の観察や作業中の目の前で起きていることの考察がより深く可能になります。
また、データの蓄積により、良かった点・悪かった点の振り返りが記憶だけではなく、客観的な数字をもとに議論できるようになります。
そのために重要な事が化学や生物等の科学的知識です。
管理面積70haの内、30haは小麦・大豆の転作となり、40haは水稲となります。
転作の30haと米の条件の悪い圃場(全体の25%)10haはコモディティ化しますので、残り(全体の40%)30haの中で差別化をしていく必要があります。
この差別化(ノウハウとしての資産形成)が、生産者としてとても面白いところになります。
引き続き勉強して様々な挑戦をしていく中で、コモディティ市場も差別化市場もより収益をあげられる安定した強い経営体を目指します。



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